肺経「魚際」の圧し方で施術センスが見える。
プチトマトの花が咲きました。湿度が高いのはトマトも得意ではありません。
肺経の母指球外側のツボ「魚際」の取穴部位には「母指の付け根の第一中手指節関節の近位、橈側陥凹部、表裏の肌理」の他に別説が2つあって、そこから手首に向かって「中手骨の中央」と「中手骨底」を魚際と考えることもできます。
筋肉としては短母指外転筋とされていますが、陽の経脈である大腸経の「合谷」が示指を外転させる背側骨間筋に取穴するので、陰の経脈の肺経では内転筋か対立筋をイメージしたいところです。
つまり「魚際」のツボをとらえる時は中手骨と短母指外転筋の隙間から最深部の内転筋か外転筋の下の対立筋に圧が届くまで持続圧をします。
表面の外転筋ではないということです。
幽霊の陰の手を思い浮かべれば短母指外転筋を圧して良しとしているようではいけないということがイメージできるはずです。
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