往診、腰の真ん中より上の脊柱起立筋の挫傷か、腰椎上部のヘルニアか。
昨日は関東地方で梅雨明けと発表されましたが雲が多く、急性腰痛で往診に向かう車の窓にはほんの少し雨粒が落ちてきました。
往診の主訴は授乳やおんぶによる急性腰痛、坐骨神経に沿った痛みや下肢伸展挙上テストで痛みはないので第4腰椎以下の典型的なぎっくり腰は除外できます。
右側頸部に寝違えのような痛みがあって、左腰部脊柱起立筋の上のほうに主訴を再現するこりがあって、右の腰から殿部と大腿後側までがこっています。
体幹前屈のかなり浅い段階で主訴を再現する痛みがありますが、両股関節の屈曲では痛みはありません。
右胸の授乳姿をとることが多いようなので、右斜め前に猫背になると、左腰部脊柱起立筋はそれ戻す方向に緊張を強いられます。
腰椎棘突起の触診で痛みはなく上部腰椎のヘルニアは除外できそうですが、脊柱起立筋の指圧で体が逃げることもなかったので脊柱起立筋の挫傷があったとしても大きな傷ではありません。
全身指圧後、立ち上がるのには痛みがあって時間がかかりましたが、股関節の伸展やふくらはぎのストレッチ、体幹の側屈で痛みはありませんでした。
昨日はまだ不安があったようですが、今朝はだいぶ良い感じになったという連絡をいただきました。
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