« 歪みや硬さを過剰に表現してはいけない。 | トップページ | 彼岸に間に合うように咲く。 »

2020年9月20日 (日)

右肩甲間部中央奥、脊柱起立筋の挫傷。

920_20200920082201 露を吸う

 

 ウォーキングの行きも帰りもチョウが同じ所に止まっていました。表面張力で盛り上がった露の滴に口先を当てています。

 70代女性、右肩甲間部に痛みがあり息をしても痛いとのこと、電話をいただいた日は遅くまで予約があったので翌日一番の指圧です。

 昨晩は痛みでなかなか眠れなかったようで、全身にむくみがあり、右肩を動かしてみると外転、外旋、屈曲、伸展で痛みがあります。

 右を上にした横臥位の触診で右肩甲間部中央に痛みがあり、始めは表面に触れただけでも痛みがありました。

 頸椎や胸椎の触診で痛みはなく、肩甲間部の筋肉の挫傷「ぎっくり背中」のようです。

 横臥位で右上半身に軽い指圧をしてから、仰臥位で下肢、上肢、顔面頭部、前胸部、腹部と指圧をしていきます。

 右の腋窩や前胸部がこっていて、これは呼吸で胸郭が広がるのを邪魔しています。

 再び横臥位で首、肩、背部の指圧、殿部、下肢の指圧をして、仰臥位で右肩を屈曲、外転、下制にゆっくりと動かしてみると、痛みは軽くはなりましたが残っていました。

 肩甲間部の指圧をしていくうちに、表面の僧帽筋や中間の菱形筋ではなく脊柱起立筋に傷がありそうなことがわかってきました。

 右利きで家事と仕事で右手を体の前で使い続けているので、猫背の背中に頭の重さと腕の重さがかかり、それが限界を超えて縦に裂けた傷ができたのだろうと思います。

 ここのところの天候不良、気温の低下も体の代謝を悪くして、背中の患部は酸素と栄養不足になって脆くなっていたのでしょう。

 指圧後、起き上がってからは体が軽くなってかなり楽に動けるようになったとのこと、指圧後は仕事に向かわれたようです。

 

 

|

« 歪みや硬さを過剰に表現してはいけない。 | トップページ | 彼岸に間に合うように咲く。 »

心と体」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



« 歪みや硬さを過剰に表現してはいけない。 | トップページ | 彼岸に間に合うように咲く。 »