左右の肩甲骨外縁「大円筋」のこり、腕の重さに負ける。
近所の畑にアヤメ、山野に生えるのがアヤメ、湿地はショウブかカキツバタ、毎年同じことを調べてこれはアヤメだと確認しています。
70代女性、調子が悪いということで週1回の往診が週2回になりました。この日は首の左側を寝違えて痛めたようです。
下痢が続いているということですが病院の検査で異常はなく、痛みがないので自律神経が原因かなと思います。
左側頭骨乳様突起後縁の「完骨」のあたりは傷になっているようです。
仰臥位で左右の腋窩外縁を肩甲骨に沿って圧していくと、肩甲骨と上腕骨の間にピンポン玉大の塊があります。
腕が体の前面に位置し続けて、腕の重さもあって大円筋が硬くなったようです。
大円筋には小腸経の「肩貞」があり、運動不足もあって消化吸収が衰えているということもありそうです。
左の首には寝ている間にできた傷があるようなので、「完骨」は軽く流す指圧にとどめ、首、肩、背中、上肢と広く血行を促して症状の改善を目指しました。
全身指圧後は首、肩、腕が軽くなったということでした。
同じ姿勢が続く運動不足でこってくるようなので、1kgくらいの鉄アレイなどの重りを持って、ゆっくりと腕を下垂から90°外転させる運動をお薦めしました。
下痢も全身運動になる指圧を受けたり、貼るカイロでおなかを温めておくと改善するようなので、筋肉を動かすことで熱を作り、弱った体を少しずつ回復させていきましょう。
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