座っている時間が長くて右坐骨神経痛。
今朝は雨、ユリの蕾が開き始めました。
60代女性、主訴は右坐骨神経痛、コロナのステイホームで運動不足、右のお尻に体重をかけて座っている時間が長くなっていたようです。
仰臥位で検査をしていくと、右大腿後側のストレッチでほとんど痛みはありません。
右膝軽度屈曲で股関節を内旋させると痛みがあります。
仰臥位の指圧後、左を下にした横臥位で右殿部を圧すと、中殿筋と梨状筋に痛みがありました。
特に右梨状筋の指圧では踵まで痛みが走って、主訴の痛みが再現されました。
首、肩、背中、下肢とこりをゆるめ、もう一度仰臥位で右股関節を内旋させると、痛みは軽くなっていました。
運動不足で肥満でもあり、整形外科では体重を落とすように言われたそうです。
座位では右殿部の下に丸めたタオルを敷いて、左殿部に体重がかかるようにすることをお薦めしました。
一回の指圧で右足を引きずって入ってきたのが、ほとんど痛みなく歩けるようになりました。
しかし、体重がかかりつづけていた右梨状筋には坐骨神経に響く傷があるようです。
痛みのない程度に歩くこと、座っている時間を減らすこと、減量の努力をすること、それが具体的に坐骨神経痛を改善する方法です。
坐骨神経痛の程度としては重症ではありませんが、効果が実感できたからなのでしょう、また月曜に指圧の予約をいただきました。
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