年末から五十肩、寝ていても痛い。
キョウチクトウが満開となりました。雲の多い朝ですが時々太陽が雲を押しのけて、今日も30℃を超える予報です。
40代女性、年末から右肩に痛みがあって整形外科では五十肩と診断されヒアルロン酸の注射とブロック注射の治療を受けた後に手術を薦められたそうです。
手術を避けたくて接骨院で電気や強揉みのマッサージを受けましたが効果はなく、知人の紹介で指圧にいらっしゃいました。
体形は肥満気味、ぎっくり腰を3回経験し、胆のう摘出の手術歴もあるので痩せる努力をすると肩の痛みにも効果がありそうです。
肩は屈曲も外転も90°で強い痛みが出ます。外旋は小さな動きでも痛みが出ます。
触診では首の筋肉が柔らか過ぎます。
重たい頭と腕の重さが右肩関節の負担になっています。
伏臥位から指圧を始め、仰臥位への体位変換でも、仰臥位の指圧が終わって起き上がる時にも右肩に痛みが出ました。
寝てじっとしていても、腕の重さが炎症のある肩には負担となっての痛みを強めています。
五十肩のリハビリ運動は整形外科でも接骨でも教わっていなかったので、体幹前屈90°でペットボトルを右手に持って遠心力を利用して腕の振り子運動をするコッドマン体操を覚えていただきました。
右肩は使い過ぎ、指圧後にわかったのですが、10kgの荷物を右肩にかけて仕事に出かけているようです。右肩は荷物がない状態で寝ていても痛いのに、安静にすべき右肩を酷使していました。これでは治りません。
腱板の断裂はないようなので、痛くない範囲で右肩を動かし、荷物の負担をかけないようにする、指圧で全身の血行を促進し肩の老廃物を排出する、おそらくそれで肩の痛みは消えていきます。
次回は仰臥位の指圧では右肩の下に丸めたタオルを敷いておなかの上で両手を組んでもらう、伏臥位の指圧は左肩を下にした横臥位にする、これで指圧中の体位変換と、指圧後の痛みはなくなるはずです。
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