左の首から肩に走る痛み、僧帽筋起始部後頭骨付近にポイントがあった指圧。
ユリの花が咲きました。ツボミはオレンジ色でも開いた花びらはピンク色でした。
朝起きると左の首から肩にかけて痛みがあるという男性の指圧、首から肩の僧帽筋に沿った痛みのようですが触診ではピタリと一致するような部位はありませんでした。
仰臥位の首から指圧を始め、顔面、頭部、肩、前胸部、上肢と指圧をしていきます。
左の肩の痛みでは心臓の反射の疑いがありますが、脈に異常はなく、落ち着いた脈でした。胸の苦しさの訴えや、みぞおちや下顎周囲の痛みもありません。
下肢、腹部と指圧し、左を上にした横臥位で首の指圧から始めると、やはり首には手応えがなく、その上の後頭骨上項線の左側の指圧で、症状を再現し左肩にまで走る痛みが再現されました。
僧帽筋の起始部が後頭骨上項線、外後頭隆起にあたります。
体の後面を足まで指圧して、次に左肩に痛みが出る可能性がある左を下にした横臥位で同じように指圧をしたところ左肩に痛みはでませんでした。
おそらく左肩は関節も筋肉も問題はなく、首というよりも後頭骨左側の僧帽筋起始部に寝違えのような挫傷があっったのでしょう。
おそらく枕が低過ぎて顎が挙がった状態で寝ていて、左の後頭部に頭の重さがかかる左向きの状態が続いていたのでしょう。
全身指圧後、首の右側屈の痛みが残りましたが、これは治りかけた傷のストレッチ痛です。
痛みの出るような側屈と、強く圧すことはせず、枕を高くして顎が挙がらない寝姿勢をアドバイスさせていただきました。
右を下にした横臥位で枕を高めにして寝ると、首右側屈のストレッチ痛を出さずに左僧帽筋起始部への負担もなくなります。
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