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2023年6月 3日 (土)

坐骨神経症状がある腰痛の指圧。

Img_3494 殻をなめる

 

 今朝6時、台風2号は潮岬の南を通過中、時々雨が強くなります。雨に濡れた動物が自分の体をなめるように、カタツムリが背中に背負った殻をなめていました。

 腰痛の方で、下肢後側にしびれや痛みが走る坐骨神経症状が出ても、殿部や下肢後側の指圧で強い痛みがない場合は、上部の脊柱からの詰まりで腰椎下部の神経が圧迫されていて、坐骨神経痛という病気とまでは言えないことがあります。

 例えば右足の爪先を外側に向ける右股関節外旋の姿勢で右膝を曲げて右手を使う時間が長いと、右の腰椎下部から仙骨に体重がかかり、梨状筋や大腿二頭筋など、坐骨神経の走行に沿って痛みやしびれが現れることがあります。

 この場合、顔を斜め右下に向け、猫背になっているので、首から背中、腰まで右上半身が短縮する形になっています。

 横臥位で右を下にすると痛みが出ても、首、背中、腰と指圧とストレッチで伸ばしていって坐骨神経症状が出なければ坐骨神経痛になってしまったと心配するほどの状態ではありません。

 背中を反らして痛みがなければ、横臥位で上肢と下肢を真っすぐに伸ばしてから、上になっている股関節をお尻の側に引く(股関節伸展)のストレッチで上半身と下半身を引っ張り合うと、上半身に隙間ができて神経の圧迫から解放されます。

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