2023年9月30日 (土)
2023年9月29日 (金)
めまい、左腰痛の指圧。
イネ科やブタクサなど、秋の花粉症の症状が出ている方が多くなりました。春の花粉も育っています。猛暑の影響で来春の花粉の飛散が減ってくれるといいのですが、しなるほど花粉の素が育っています。
40代女性、主訴は4日前に始まった回転性のめまい、症状は軽くなってきているようですが本調子ではありません。
首が前屈に傾き、左右ともに前頸部がこっていて、下肢がむくんで、軽い冷えのぼせの状態です。
左腰痛は以前から続いていて股関節動きは左右ともに硬くなっています。
仰臥位で首から指圧を始め、右耳の穴の前、顔面神経の出口に痛みがあり、頭頂部「百会」の指圧でも痛みがありました。
頭部はむくんでいませんでしたが、頭蓋内に血流の悪さがあり内耳のリンパのむくみがめまいの原因のようです。
4日前の回転性のめまいの始まった時は耳石がはがれて三半規管へ入り込んでいたかもしれませんが、体位変換が普通にできたので、この時点では耳石は元の位置に戻っていたかもしれません。
仰臥位の全身指圧後、左を下にした横臥位の前頸部の指圧でおなかが大きく音を立てて動き始めました。
めまいで食欲がなかったということですが、この後は食欲が戻りそうです。
横臥位の指圧後、腰のストレッチで指圧を終えると、腰痛はすっかり感じなくなっていました。
ホットフラッシュのような強い冷えのぼせではありませんが、年齢的には女性ホルモンの減少もめまいと関連していたかもしれません。
体の左への傾きと首の前傾姿に加えて、下肢の運動不足で血流が歩くなって内リンパがむくんだめまい症状だったようです。
踵の上げ下げ、股関節伸展の腰のストレッチなど、いくつかのエクササイズとストレッチを覚えていただいて指圧を終えました。
2023年9月28日 (木)
80代女性、脊柱管狭窄症で右腰から下肢に坐骨神経症状、左肩痛。
草の隙間からアカバナユウゲショウが顔を出しています。昨夜から続く蒸し暑さで不快指数の高い朝、ウォーキングの途中から弱い雨が落ちてきました。午後は晴れて30℃を超える予報です。
80代女性、主訴は左肩の痛み、脊柱管狭窄症で右の腰から下肢に走る坐骨神経症状があります。
朝起きる時はとても腰が痛いということですが、仰臥位に寝ることは普通にできました。右股関節の屈曲で痛みは出ますが、何回かゆっくりと屈曲を繰り返すと痛みは減っていき、むしろ伸ばす時の方が痛みがあるようです。
左肩の可動域は屈曲も外転も90°で痛みが出て、内旋も外旋痛みを伴います。
仰臥位と横臥位で指圧後、目がはっきり見えてきたとのこと、指圧をして痛い部位はなく、左肩は肩峰下の炎症、右腰には神経に触れる脊柱管の狭窄があるようです。
四つん這いの猫背から正座のストレッチと、立位で腰を90°に曲げて右手をテーブルなどについて左肩の振子運動を行うコッドマン体操を覚えていただき指圧を終えました。
腰は手術を薦められているということですが指圧とストレッチを続けることで痛みは減らせそう、肩は時間はかかるかもしれませんが動かすことで可動域は拡がっていきそうです。
2023年9月27日 (水)
朝起きて、肘、膝がだるい、血行不良、冷え始め。
彼岸が過ぎてこれから開く彼岸花も多い中、29日金曜日は中秋の名月、来週はもう10月です。
夜明けが涼しくなってきたので朝起きて膝や肘の動かすのがだるいと感じている方も多いことでしょう。
そんな時は関節の曲げ伸ばしを繰り返すうちに血行が良くなってだるさは軽くなっていきます。
また、日中は30℃近くになる日があるので、首から上がのぼせて頭痛が起きやすいのも寒暖差の大きいこの時期です。
痛む側と反対方向に首を側屈+回旋+屈曲に加えて体幹の側屈+回旋も入れてそれぞれの動きを調整しながら斜め下から見上げるストレッチをすると、首だけのストレッチよりも効果が出やすくなります。
ストレッチをした後は短い時間の睡眠で自律神経をリセットすることがお薦め、一日の気温の変化が大きいので早目の対策で疲れを溜めないようにしましょう。
2023年9月26日 (火)
オフセット鎮痛(強い痛みを与えられるとそれ以前の痛みが軽くなる)を指圧は目指さない。
北へ伸びた飛行機雲が風に押されて垂直になり、やがて東の方向に倒されて消えていきました。今朝は上空で北風が吹いているようです。秋らしい気温になりました。
今年も指圧師向け賠償責任保険の申し込み用紙が郵送で届きました。
保険を使ったことはありませんが万一に備えて今年も加入します。
強い痛み刺激を与えるとそれまで感じていた主訴の痛みを感じなくなる(感じにくくなる)ことをオフセット鎮痛反応といいます。
痛い刺激をすることを看板に掲げている施術者の方もいますが、あん摩マッサージ指圧師の国家資格を得るまでの実技や理論では、適量刺激に調整することを学びます。
手技療法は画像検査にもとづいて診察をするわけではありませんから、何があるかわからない体に対して問診をし、触診のタッチから始めていきます。
患部の反対側から、遠い部位から、体の歪みを調整しながら、できるだけ痛みを与えずに気持ちよく全身がリラックスできる施術を組み立てます。
指圧の快圧は5kgから15㎏、強圧でも30㎏を超えてはならないとされています。
それは全体重を乗せるような強圧では怪我をさせてしまうことがあるからです。
息を止めてコンチクショーと圧すようなものは指圧ではありません。
自分がされたくないことは他の方にもしない、弱ければ足すことができますが強過ぎれば壊すだけです。
慎重に、ゆるめる筋肉や関節運動の可能性を考えながら、息を吐きながら刺激が強くならないように今日もこれから指圧です。
2023年9月25日 (月)
2023年9月24日 (日)
秋バテ、薬を飲んでも効かない頭痛の指圧。
今朝6時の気温は17℃、筑波山が霞んでいます。ウォーキングですれ違う人はジャージの上下が多くなりました。
薬を続けて飲んでも頭痛が治らず、胃の調子が悪くなってだるいという女性の指圧、右の側頭部から下顎に沿って痛みが強く、左側頸部がこっていました。
下半身にこりがほとんどなかったので、全身に作用する鎮痛薬の数回の服用は、おなかから下には不調の原因となったようです。
三叉神経第3枝の走行に沿った右の下顎から側頭部の痛みでは右の奥歯の喰いしばりがあったのかもしれません。
右手を使う時に首がやや左側屈して右に回旋するという姿勢が右側頭部と対角線の左側頸部斜角筋群のこりとなっていました。
天気の急変で気圧が下がった時に体の内圧が上がって突き上げるような頭痛が起こることがあります。
部分の内圧を除圧するには指圧が有効、全身に作用する内服の鎮痛薬は胃腸の副作用や全身のだるさにつながることがあります。
指圧後症状は軽くなったとのことですが胃腸の荒れは残ります。
指圧が全身のバランス調整になっていますので、消化の良い物を食べて早めにお休みください。
2023年9月23日 (土)
糖尿病の病名変更、英語病名「ダイアベティス」が候補。
昨夜は雨が降って彼岸花が滴を溜めています。今朝は弱い雨が時々落ちてくる涼しい朝、いつもなら秋分の日に咲いている霊園の彼岸花は今年は間に合いませんでした。
糖尿病の新しい病名として英語名の「ダイアベティス」が候補にあがっているというニュースがありました。
日本糖尿病学会と日本糖尿病協会が会見で発表しました。
尿という排泄物が病名に入ることがネガティブなイメージを与えることと、尿に糖が混じっていなくても糖尿病の場合があるので病態を反映していないことが病名変更の理由だそうです。
1907年に名付けられたという糖尿病は、当時は尿検査で糖を検出された場合に診断されていましたが、現在は血液検査でヘモグロビンA1ⅽ や血糖値などをもとにインスリン不足やその作用低下による血糖値が高い状態をさしています。
病名変更は1~2年後を予定しているそうです。国内で1千万人の患者がいるとされる糖尿病の病名変更は時間をかけて誠実に行われるようです。
インフルエンザは4週間以内に大流行の恐れがあるとのニュースもありました。
今日は秋分の日、体調を整えて元気にお過ごしください。
2023年9月22日 (金)
2023年9月21日 (木)
2023年9月20日 (水)
彼岸の入り。
今日は彼岸の入り、昨日よりも彼岸花の数が増えています。日中は32℃まで気温が上がる予報、日付が変わる頃には23℃と気温が下がって週末には涼しくなってきそうです。
今朝は大谷翔平選手の右肘手術が無事に終わったとのニュースがありました。来期は打者に専念する予定だそうです。
レベルの高いパフォーマンスを続けるために必要な体のケアと疲労回復のために必要な休養日数など、これからリハビリを続けながら研究されていくことでしょう。
今日からは新型コロナワクチンの接種が一般の方に始まります。
自分でできることは免疫力を高めておくこと、適度な運動、十分な睡眠、体を冷やさないこと、バランスの良い食事、手洗い、場面に応じてマスクの着用、換気など。
夜間から明け方の冷え込みで体調を崩さないように気をつけましょう。
2023年9月19日 (火)
2023年9月18日 (月)
スポーツ庁 「自分の体を知っていますか 室伏広治のセルフチェック」。
今朝も蒸し暑く10時には30℃を超える予報です。彼岸花を探しても見つかるのはヤブランでした。
昨日「VIVANT」の最終回の後の「日曜日の初耳学」でスポーツ庁長官の室伏広治さんが健康になるトレーニングを紹介していました。
単純な繰り返しの筋トレではなく、毎回ランダムな動きになる新聞紙を丸めることによる上肢の筋トレや、首を鍛えることはお薦めできないなど、繊細な体の部位にも配慮した納得の指導でした。
スポーツ庁の「自分の体を知っていますか 室伏広治のセルフチェック」という動画に自ら出演して、体の各部位の動作とその動きが悪い時の改善法を紹介しています。
経験に基づいたトレーニングでもあり、動きの悪い方には無理のない方法も紹介しています。まだ胸椎の動画を見ただけなので、これからじっくりと勉強させていただきます。
2023年9月17日 (日)
高齢者の腰痛のストレッチ、体を動かす習慣作りから、お手本通りを求めない。
昨夜はしばらく雷が光っていましたが雨は降りませんでした。
ブルーベリーが終わり、アマナが枯れ始め、彼岸花は今日も芽を出していません。オクラは次々と花が咲き毎日実がぐんぐんと成長して、取りそびれて大きくなったオクラは水が足りないのかカチカチに硬くなってしまいます。
60代女性、主訴は右腰痛、立ち仕事をしていて夕方になると腰が重くなるということです。
座位では猫背で背中が縮んでいて、仰臥位の股関節のストレッチでは強い痛みはなく、以前のぎっくり腰の古傷が引っかかる感じでした。
仰臥位下肢から指圧を始め、左大腿外側の指圧で強い痛みがあり、首、肩の指圧で左の斜角筋から僧帽、上腕外側とこっていたので、体を左に傾けて使っています。右腰に負担をかけない姿勢になっていたようです。
仰臥位に続いて横臥位で全身指圧の後、四つん這いで猫背から正座のストレッチも伏臥位から腕立ての要領で背中を反らすストレッチも痛みなくできました。
仰臥位で股関節と膝を90°に曲げて腰をねじるストレッチでは背中の硬さで背中が浮いてしまいました。
これがこの体を改善していく課題です。
背中の硬さ、これを毎日のストレッチで、30%の可動域からでもいいので習慣化して、動かすことで腰痛を予防していきましょう。
骨盤ベルトに頼らなければいけないような状態ではないので、動かすことで、お手本のストレッチの可動域にすこしずつ近づけていきましょう。
2023年9月16日 (土)
転倒予防に足踏み歩き。
熟した柿に虫が止まっています。今朝も蒸し暑く彼岸花はまだ芽を出しません。
昨日都内では強い雨の時間もありましたが、こちらは雨雲が通り過ぎて行ったようです。
指圧を予約されたお客様から「転倒したので行かれない」という電話、膝、肘などの関節の曲げ伸ばしができるようなので打撲とすり傷はあっても骨折はなさそうですが、かなり動揺されているようでした。
高齢の方では、朝の支度で慌てている時や夕方の疲れが溜まってきた時間に、ちょっとした段差に足が引っかかって転倒することがあります。
摺り足で足が挙がっていないことが原因となる場合、腿挙げというアドバイスでは筋力をかなりしっかりと使うことになって続かないので、足踏みのイメージで歩くと踏み込んだ足の反発で膝が挙がり、低い段差でつまづきにくくなります。
痛みが引いていたら早めに指圧にお越しください。打撲も指圧の誘導作用で回復が早まります。
2023年9月15日 (金)
新型コロナ第9波感染者増加、ピークはまだ先。
今朝も蒸し暑く彼岸花はまだ芽を出していません。庭で見つけたのはヤブラン、日高の巾着田もまだ少し咲いただけのようです。
新型コロナ感染症対策の分科会会長をつとめた尾身茂さんが退任の記者会見で「新型コロナ第9波のピークはまだ先」という見通しをコメントされていました。
100年に一度のパンデミックと新型コロナの3年間を振り返った尾身さんは「パンデミックはまた必ず来る」ともコメントされています。
昨日のニュースでは定点観測で発表される感染者数の3倍は感染しているという現場の医師のコメントもあり、インフルエンザと新型コロナの同時流行で学級閉鎖も増えているようです。
あらためて手洗い、消毒、換気、場面に応じてのマスク、体調不良にならないように今日も余裕を持って一日を過ごしましょう。
2023年9月14日 (木)
2023年9月13日 (水)
2023年9月12日 (火)
70代女性、右肩痛の指圧。
フジの蔓にムカゴ(自然薯の小さい実)が絡まっていました。早朝は涼しくトンボが飛んでいましたが午後は30℃を超える予報です。
昨日指圧をした70代女性の主訴は右肩痛、外転90°で痛みが出て、外旋も屈曲も痛みを伴います。
大腿四頭筋の付け根がこっていて股関節の動きが悪かったので膝を不安定な脚立の上で伸ばしていたのかなと思って尋ねたところ、その通りでした。
脚立に乗ってビワの枝をノコギリで切ったとのこと、半年くらい痛みが続く右肩なので痛みが強くなるのはやむを得ないところです。
指圧をして肩から上腕の痛みはなく、肩甲骨周囲もこっていましたが圧して痛がるような部位はありませんでした。
全身指圧後、肩の挙上もできなかったような固まった肩がすんなり挙がりましたが、外転、外旋、屈曲など右肩の可動域制限は残りました。
肩峰下滑液包炎か石灰化はありそうですが、腱板の断裂はなさそう、次回はコッドマン体操からあらためて肩の可動域を拡げる可能性を試してみたいと思います。
2023年9月11日 (月)
70代女性、猫背、自覚は右腰痛の指圧。
道を挟んだ反対側のサルスベリの木から種が流れて庭にサルスベリが咲きました。高さは50㎝、雨と風で運ばれて根付いたようです。
昨日の昼に電話がかかってきて指圧をした70代女性、主訴は右腰痛、背中が円背と言っていいほど丸くなっています。
昨夜は長岡まで花火を見に行ってきたということで長時間車に乗っていたことも腰痛の原因です。
仰臥位で両膝を立てて股関節の外旋をすると左右ともに痛みはありますが軽度、股関節の屈曲でも軽度の痛みがあり、左股関節のストレッチが右の腰に響きました。
仰臥位下肢から指圧を始め、ストレッチ不足ではあるものの下肢、上肢ともに大きな問題はありません。
続いて顔面、頭部、前胸部、首、肩と仰臥位で指圧をし、横臥位で全身指圧を終えたあと、仰臥位で左右の背中、腰、殿部とストレッチをし、四つん這い大きな猫背のストレッチから正座のストレッチを覚えていただいて指圧を終えました。
指圧後、円背に固まっていると思えた背中は伸びて右の腰痛も消えました。
背中を伸ばすストレッチを続けていれば腰痛の心配はなさそうです。
2023年9月10日 (日)
2023年9月 9日 (土)
2023年9月 8日 (金)
2023年9月 7日 (木)
2023年9月 6日 (水)
2023年9月 5日 (火)
2023年9月 4日 (月)
2023年9月 3日 (日)
2023年9月 2日 (土)
朝の木陰が涼しくなってきました。
猛暑の8月のウォーキングは早朝の木陰でも蒸し暑く不快でしたが、今朝のウォーキングは木陰に入ると涼しく感じられました。
とはいえ直射日光に当たれば朝でも熱せられて今日も34℃まで気温が上がる予報です。
昨日は、庭の花木の水やりでホースやじょうろを持つ姿勢が左に傾いて首から肩、手先までこっている方の指圧をしました。
雨が降らないので水やりの日課で肩がこっていたり疲れが溜まっている方が多いことでしょう。
水は重たいので、運動のつもりでじょうろの水を半分にして行き来の回数を増やしたり、ホースの巻取りで疲れるようであれば隅の邪魔にならないところに細長くホースを折り曲げて置いて、外での上半身の労働の負荷を減らすことで首から手先までの嫌な痛みを溜めないようにしましょう。
2023年9月 1日 (金)
今日から9月。
今日から9月、南の雲は刷毛で描いたような秋の雲、西の空には入道雲、今日も猛暑日近くまで気温が上がる予報です。
夜中には涼しく感じる時間もありましたが今朝はもう蒸し暑く、水道の水は温まっていました。
熱帯夜ほどではなくなってくるので寝冷えをしないように秋のパジャマを用意するなどの注意が必要です。
昨日は首と腰に痛みがある方の2回目の指圧で姿勢がちょうど良い具合に矯正できました。
脊椎に変形があって首と下肢に痛みが出る時に矯正のし過ぎは禁物、特に首は刺激が強過ぎないようにします。
このケースでは患部は胸椎から腰椎上部にあり、坐骨神経に沿った痛みは間接的なものなので下半身はしっかりと指圧をし、首から腰まではこりに対して指紋部を広く使った持続圧でこりを潰しにかからず、拮抗する深さで持続しました。
猫背が楽でも猫背が過ぎれば首に痛みが走り、猫背を矯正し過ぎれば患部に痛みが出ます。
職人感覚の匙加減がちょうど良い効果をもたらします。
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