オフセット鎮痛(強い痛みを与えられるとそれ以前の痛みが軽くなる)を指圧は目指さない。
北へ伸びた飛行機雲が風に押されて垂直になり、やがて東の方向に倒されて消えていきました。今朝は上空で北風が吹いているようです。秋らしい気温になりました。
今年も指圧師向け賠償責任保険の申し込み用紙が郵送で届きました。
保険を使ったことはありませんが万一に備えて今年も加入します。
強い痛み刺激を与えるとそれまで感じていた主訴の痛みを感じなくなる(感じにくくなる)ことをオフセット鎮痛反応といいます。
痛い刺激をすることを看板に掲げている施術者の方もいますが、あん摩マッサージ指圧師の国家資格を得るまでの実技や理論では、適量刺激に調整することを学びます。
手技療法は画像検査にもとづいて診察をするわけではありませんから、何があるかわからない体に対して問診をし、触診のタッチから始めていきます。
患部の反対側から、遠い部位から、体の歪みを調整しながら、できるだけ痛みを与えずに気持ちよく全身がリラックスできる施術を組み立てます。
指圧の快圧は5kgから15㎏、強圧でも30㎏を超えてはならないとされています。
それは全体重を乗せるような強圧では怪我をさせてしまうことがあるからです。
息を止めてコンチクショーと圧すようなものは指圧ではありません。
自分がされたくないことは他の方にもしない、弱ければ足すことができますが強過ぎれば壊すだけです。
慎重に、ゆるめる筋肉や関節運動の可能性を考えながら、息を吐きながら刺激が強くならないように今日もこれから指圧です。
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