2023年10月31日 (火)
2023年10月30日 (月)
2023年10月29日 (日)
間質性肺炎の指圧3回目、声の枯れが減る。
終わったように見えたオクラの花がまた咲き始めました。昨日から今朝は暖かでウォーキングにウインドブレーカーなしでちょうど良い気温でした。
間質性肺炎で寿命は三年と言われ、痰がからむ症状があって声に元気がなかった女性の2週間ぶり3回目の指圧、のどの症状が軽くなっていて枯れて弱かった声に力が戻ってきました。
運動不足と年齢的な関節の変形で左膝の曲げ伸ばしに硬さがありましたが、指圧中に咳き込むようなこともなく、全身指圧を終えました。
不安でがっかりと落ち込んで寝ていては体は弱っていくので、日常生活でできる家事や軽い運動を続けていきましょう。
治療法が特になくて症状が軽い風邪くらいなら居直って好きなことに時間を使っていきましょう。
指圧の血行促進で血液に乗って体をめぐる元気と明るさで病気を抑え込んでいきましょう。
2023年10月28日 (土)
夜明けの雷、天気不安定。
低い雲から雷が垂直に落ちた直後の東の空、夜明けから6時半過ぎまで雷が鳴っていました。
今日は日中は晴れの予報ですが夕方に弱い雨が降るようです。
昨日は薬を飲んでも頭痛が治らないという介護士の方の指圧をしました。
車椅子への移乗やおむつ交換などで右小胸筋、左肩甲下筋という対角線のこりがありました。
右手を腰に差し入れて背中を左腕で支える時に、落とした硬貨拾う時に使う右小胸筋と、左肩を胸のほうへ内旋させる左肩甲下筋を使っているのでしょう。
積み重なったこりは頭痛の痛みを強めていましたが、繰り返す筋肉の使い方で頭痛薬ではゆるまなかったようです。
頭痛薬を飲み続けても治らない時には仕事の体の使い方で自分でも気づかない深層の筋肉がこっていることがあります。
指圧は点圧での全身チェックですから深層の筋肉のこりも見逃しません。
天候不順で頭痛が続いている方も是非一度指圧を受けてみてください。
2023年10月27日 (金)
キャリーバッグが引っかかって外側テニス肘に。
今朝の最低気温は10℃、日が昇り始めた時間にカマキリが簾にしがみついて寒さをしのいでいました。
旅行でキャリーバッグを右手で引いていた女性、キャスターが引っかかって体だけ前に進み、右肘が過伸展してテニスのバックハンド肘のように上腕骨外側上顆炎になったようです。
右肘は伸ばしたくないので右手も使うことをひかえるようになって左三角筋前部がこっていました。
つまり左肩が挙がって右肩が下がるので体幹右側屈、下半身も右に側屈していて仰臥位ではくの字に体が曲がっていました。
右上腕二頭筋のこり、右指伸筋のこりから右肘伸展と右手指を屈曲で使うことを自然と避けていたようです。
右上肢と体のあちこちにこりがありましたが全身指圧後に体はゆるみました。
肘外側の手根伸筋などに大きな断裂はなさそうです。
キャリーバッグのキャスターの引っかかりは敷石の隙間や小さな段差でも起こるかもしれません。
肘の過伸展にお気をつけください。
2023年10月26日 (木)
右膝手術後右腰痛、左右外反母趾、足趾丸まる。
道端の垣根のサザンカ、たき火の歌のように庭で焚火はできなくなりました。
70代女性、右膝人工関節置換手術から2年、右腰痛が続いています。
猫背で背中を反らすと痛みがあり検査はしていないということですが脊柱管狭窄症があるかもしれません。
仰臥位下肢から指圧を始めると両足趾が丸まっていて左右ともに20年来の外反母趾だということです。
両足ともに扁平足と言ってよく、踵を挙げて爪先に体重をかけていません。
右膝周囲に目立ったむくみはありませんが、右膝最大屈曲の正座はできません。
左利きで左母指の疲労骨折歴があり左合谷の指圧で普通では考えられないほどの強い痛みがありました。
右目を見ると瞳が濁っていて白内障の手術が控えているとのこと、大腸経の合谷は上唇中央の人中で交差して反対側の小鼻の横の迎香に終わり、鼻根から瞳の下の胃経のツボ承泣につながります。
左合谷の痛みは左母指の疲労骨折歴と右白内障の影響がありそうです。
仰臥位、横臥位と指圧し、股関節のストレッチ、四つん這いでわざと大きく猫背になる背中のストレッチ、仰臥位下肢伸展挙上足背屈の右膝のエクササイズ、壁に両手をついて立位で踵を上げ下げする足趾伸展のストレッチで指圧を終えました。
足趾を伸ばすことで外反母趾の矯正にもなり、転倒予防や腰痛の改善につながりそうです。
膝の手術後にリハビリは受けていたそうですが、腰は問題にされず、足趾にいたっては全く相手にされていなかったようです。
ストレッチやエクササイズを続けていただいて、次回は白内障の手術後に指圧をさせていただきたいと思っています。
2023年10月25日 (水)
左下腿外側腓骨神経痛、2回目の指圧。
今朝は最低気温が10℃を超えていて外を歩いていても昨日より暖かく感じられました。庭に小さい柿の実がたくさん実ったのでそろそろ干し柿を作る季節になります。
脊柱管狭窄症の診断があり左下腿外側に痛みがある女性の2回目の指圧、触診をした左下腿外側1点目の足三里の指圧でいきなりおなかが動きました。
背中を反らして痛みはなく、殿部から大腿後側の痛みやこりもないので脊柱管狭窄症による腓骨神経痛ではなさそう、両膝は内側に傾いてX脚なので、脚の筋肉をつけるエクササイズを続けて膝をしっかり伸ばして歩けるようになれば左下腿外側の痛みはなくなりそうです。
仰臥位、横臥位の指圧、腰、背中、股関節のストレッチをして強い痛みはなく、体位変換や起き上がる時も自然にできていました。
前回の指圧から悪くなっているところはありません。
指圧におなかがよく反応するのは体が指圧を欲しているのでしょう。
下腿の痛みを忘れている時間もあるので疲れて血行が悪くなると神経線維の断裂部に火花が散るような痛みが起こるようです。
指圧で血行を促進して患部の修復をし、大腿四頭筋のエクササイズでしっかりと膝を伸ばす筋力をつけていきましょう。
2023年10月24日 (火)
80代男性、右腰痛、2年前に左踵骨複雑骨折。
ツバキの蕾から赤い花びらの先端がのぞいています。今朝8時の気温は14℃、今日の午後は暖かくなる予報、ツバキの快かはまだ先になりそうです。
80代男性、主訴は1週間寝込んだという腰痛、整形外科の検査では骨に異常なし、座位では体幹が右に側屈しています。
2年前に転倒して左踵骨の複雑骨折をしたそうで、仰臥位から指圧をしていくと左の手足が右と比べて冷たく感じました。
右利きで、左踵骨の骨折以後は左半身に負担をかけない体幹右側屈の姿勢が常となって右の腰に負担をかけていたようです。
仰臥位、股関節の側屈伸展内外転で強い痛みはなし、今回の急性腰痛になった時には傷口が開いていたように思いますが今は塞がっています。
仰臥位、横臥位の指圧、腰と背中のストレッチで施術を終えました。
座位では体幹の右側屈が矯正されていました。背中を反らせても痛みはなし、脊柱管狭窄症やヘルニアなどはなさそうです。
左足の指圧で痛みはなかったので左踵骨の骨折も今は問題にしなくてよさそう、体が軽くなったそうなので短い時間からでいいのでウォーキングで左半身をしっかり使うことで右の腰がもっと楽になっていきます。
2023年10月23日 (月)
2023年10月22日 (日)
胸郭出口症候群、鎮痛剤、筋弛緩薬、ステロイド注射が効かない、指圧が効いた症例。
キンモクセイの木の中に白い花、隣で花を咲かせるのギンモクセイの影響でしょうか、今年は花を集めて香水を作ってみようと思います。
整形外科で僧帽筋の肩こりと診断されてステロイド注射を打たれ、鎮痛剤と筋弛緩薬を処方されて一週間服用しても肩の痛みがとれないという看護師の女性の指圧、僧帽筋のこりはそれほどでもなく、右首の付け根の斜角筋隙、右小胸筋、右腋窩から上腕内側、左上腕外側の遠位、左腰背部、右下腿前側がこっていました。
右踵体重で右手を患者さんの腰に差し入れて車椅子移乗のために背中を反らして体を起こす動作ではこれらの筋肉に強い緊張が強いられます。
僧帽筋の肩こりというよりは右の腕神経叢の小胸筋を主としたの神経絞扼症状(胸郭出口症候群)と診たほうがよさそうです。
仰臥位前胸部から指圧を始め、仰臥位に続いて横臥位の指圧とストレッチで施術を終えました。
僧帽筋のこりにステロイド注射は効いたのかもしれませんが、鎮痛剤と筋弛緩薬の効果はなさそうでした。
緩めたい筋肉がゆるまずにゆるまなくてもいい下半身がだるくなるようでしたら指圧を受けてみてください。
全身の点圧で検査をしながら適量刺激に調整して血行を促進していく指圧は副作用がなく、薬ではとりきれないパズルのように重なった詰まりを圧し出す効果があります。
2023年10月21日 (土)
慣れない空気圧を使った作業用のホチキスで肩がこる。
道路沿いの藪ですが古タイアとカラスウリと蔦でジャングルのよう、昨日は各地で熊に襲われたニュースがありました。この地域に熊はいませんが、いつか山をたどって奥多摩のほうからやって来ることがあるかもしれません。
40代女性、主訴は首と肩のこり、仕事で初めて空気圧で打ち込むホチキスを使ってその音と振動は耳栓が欲しくなったそうです。
両肩上部僧帽筋のこり、右後頸部のこり、右殿部のこり、左前頸部ぶのこり、左肩甲下部のこり、左大腿後側で外側のこり、これらのこりから、両肘を曲げて器械を左手が前、右手が後ろで器械を持ち、左膝を曲げて、右下肢は後ろに伸ばし、体幹を左側屈し顔は右斜め後ろに首を引き気味にして作業をしていたようです。
右腋を締めて右肩が内転していたようで右大胸筋もこっていました。
仰臥位前胸部から指圧を始め、横臥位の指圧、ストレッチの後は全身のこりがゆるんでいました。
音の大きさと振動もあって慣れない器械を使っての作業はストレスが大きかったようです。
めったにその器械を使うことはないようですし、次に使う時は今回の経験でストレスが減っていることでしょう。
2023年10月20日 (金)
2023年10月19日 (木)
2023年10月18日 (水)
2023年10月17日 (火)
80代男性、左腰痛、腱板断裂手術歴その他多病。
今朝は8時で18℃、昨日と比べてかなり暖かく感じます。湿度が下がってきてススキが乾いてきています。
80代男性、主訴は半年前からの左腰痛、仰臥位左股関節の検査では屈曲痛も伸展痛もあって急性腰痛のような痛みがあります。
両肩の腱板断裂は手術がすんでいますが左肩は屈曲と外転外旋で痛みが出ます。
右ふくらはぎの肉離れは5回ほど繰り返していて、右母趾屈筋健も断裂で手術を薦められたそうですが手術をしていません。
心臓の手術歴があり、脈をとると10回に1回遅脈が出ます。高血糖もあり8種類の薬を服用中です。
仰臥位左下肢から指圧を始め、心臓に負担をかけないように横臥位で背部を指圧し、最後に四つん這い猫背のストレッチから正座をしていくと殿部から下肢後側に痛みが出て、うつ伏せから上半身を起こすストレッチでは痛みは出ませんでした。
脊柱管狭窄症はなさそうです。
腱の断裂やふくらはぎの肉離れを繰り返しているので、左の腰も筋肉の傷が治りにくいのでしょう。
指圧後は軽くなったと普通に歩いており、寝起きや体位変換に時間はかかりませんでしたが、寝ていて腰が痛くなることがあるそうです。
心臓の働きが弱くなっていて高血糖の血液は患部を治す力が足りていないようですが、指圧の血行促進で今朝は少し楽になっているのではないかと期待しています。
防犯意識が強く、大きなポケットのたくさんついた作業ズボンはカバン一つ分の荷物でパンパンでした。
腰の負荷を減らすためには肩掛けカバンか取り外せるウエストポーチをお薦めしました。
2023年10月16日 (月)
乳牛を襲ったヒグマOSO18、射殺された時に胃が空で、前足がむくんでいたこと。
今朝は風もないのに空気の冷たさが増しています。キンモクセイの色が濃くなって花が増えました。
昨夜NHKテレビで放送された乳牛を襲ったヒグマ「OSO18」の番組、前足の足跡が18㎝だったことからOSO18の呼び名になったそうですが、射殺された時の前足(熊の手)は20㎝だったそうです。
熊の手はむくんで大きくなっていて、胃は空だったそうですが、熊の手は中華の高級食材として、肉はジビエ料理の店ですでに食されたとのこと、草花や果実を食べずに肉の味を覚えておそらく心不全か腎不全のような病気になっていたヒグマ、そのヒグマの肉を食べる人間、人間が変えてきた環境と自然とのかかわりが新たなモンスターを生むことは避けられないようです。
プール熱、インフルエンザ、新型コロナ、今週も感染対策をして体を冷やさないように、できる運動を隙間時間にして、座りっぱなしにならないように気をつけましょう。
2023年10月15日 (日)
原因不明、紹介状に次ぐ紹介状、病院巡り。
今日は昼過ぎまで雨の予報、予定されていた町内清掃は来週に延期となりました。
マラソンの代表選考レースは雨の中行われていて、予定を変更できない大会やイベントでは怪我や事故がない事をお祈りしています。
10日前に指圧をした肺の病気の診断がある方の2回目の指圧、ふくらはぎの痛みはなくなり、むくみは減っていました。
指圧中に咳が出る回数も減り、おなかがよく動きました。
病院の診察で気になる症状をあげたところ紹介状を渡されて4回の病院通いがあったそうでお疲れの様子、お話の内容から、治療の難しい難病を考えて専門の病院を紹介されたようです。
現代の医療は専門科に分かれているので、症状の部位によっては様々な病院に通うことにもなります。
総合診療の指圧師の感覚から言わせてもらえば前回よりも良くなっており、痛みがなければ強い薬はいらないだろうと思います。
無理をしない程度に日常生活を今まで通りに戻して、軽い体操や散歩などをすることで体の不調は減っていくのではないかと思います。
少なくとも、急に体調が悪化するような大きな体の異変は起きていないようです。
何もしなければ体は経年劣化していきますが、指圧をして楽になるのであればこのメンテナンスは体に効いています。
2023年10月14日 (土)
2023年10月13日 (金)
70代女性、左下腿外側から足の甲の痛みの指圧。
ツバキの葉が朝露に濡れています。今日は晴れて最高気温は22℃、明日の朝は9℃まで冷え込む予報です。
70代女性、主訴は左下腿外側から足の甲の痛み、脊柱管狭窄症の診断はありますが手術を薦められてはおらず、座位ではX脚、腓骨神経症状が出ているようです。
仰臥位で股関節を動かしてみて坐骨神経症状はなく、仰臥位左鼠径部の手掌圧から指圧を始めるとおなかが大きく音を立てて動き始めました。
仰臥位の指圧後、横臥位の指圧でも痛みが出るような部位はなく、左下腿外側から足の甲にかけての痛みはX脚による膝関節外側の詰まりからの腓骨神経症状のようです。
脊柱管狭窄症の診断はあるようですが背中を反らすストレッチで痛みはなく、安静にし過ぎたことによる筋肉の衰えに問題がありそうです。
試しに左の片足立ちをしてもらったところ、成人の最低目標の1分間をクリアできました。
足裏全体を使っての立位、足趾全体に体重をかけての踵の上げ下げなどでX脚の改善をし下肢の筋肉を使っていけば痛みは減りそうです。
一回の指圧で体全体が軽くなった症例です。
2023年10月12日 (木)
右脚のしびれ、右殿部梨状筋のこりの指圧。
キンモクセイの香りが涼しい空気に混ざって昔の秋の記憶がぼんやりと思い出される朝、今朝の最低気温は12℃だったようです。
朝晩の冷え込みと夏場は避けていた庭の手入れやスポーツを楽しめる気温になったことで腰痛が増える頃です。
50代男性、主訴は右の背中から腰の筋肉痛、右脚のしびれを感じることがあり、寝ていて足がつったこともあったようです。
触診で軽く触れただけ右の背中には体を引く痛みがあり、伏臥位の指圧では右の脊柱起立筋から殿部下部の梨状筋が硬くこっていました。
仰臥位で右の股関節と膝を最大屈曲+股関節外旋から、右下腿を体幹と垂直に近づけて股関節を内転していくと、右殿部下部の外旋筋群に主訴と一致する痛みが再現されました。
デスクワークの座位での右殿部に体重がかかって右股関節が外側に開いている姿勢、あるいは趣味のゴルフのバックスイングで右の背中を反らせて体幹をねじる姿勢、この二つが原因としてあげられそうです。
右大腿後側のこりがほとんどなかったことから坐骨神経症状はあるものの坐骨神経の出口の梨状筋のこりが症状の原因で、骨の変形や椎間板ヘルニアなどではなさそう、ぎっくり腰ほどの重症ではありません。
指圧後、楽になった様子、急に気温が下がると血行不良によってこりが強くなって神経症状が出ることがあるので、同じ姿勢の連続やスポーツの筋肉痛では早めに指圧にお越しください。
2023年10月11日 (水)
もみ返しを防ぐには患部の強い刺激をしないこと。
8月に買ったペンタスの鉢植えが二度目の花の盛りを迎えています。
猛暑を乗り越えて今はペンタスにも快適な気候なのでしょう。
一昨日の急な寒さから昨日は日中暖かく、今朝は秋らしいさわやかな空気に包まれています。
適温、適湿、指圧の刺激も我慢のいらないものが適量刺激です。
こりを強く刺激すると翌日痛みが強くなってもみ返します。
強く圧したことで一度痛みが強くなってその後に痛みが引いていくことを好転反応だとか瞑眩などと呼びますが、それは何もしなかったら痛みが強くならずに本人の血液循環と患部の休息によって同じように痛みが引いていくとも考えられます。
痛みが出るほど使い続けた筋肉は炎症を起こしているので強い刺激をすれば炎症が拡がり痛みが強まります。
応急処置の基本のRICEは安静、冷却、圧迫、挙上ですが、強過ぎる圧迫は循環障害や神経障害をきたすおそれがあります。
こりを圧せばその痛みは減りますが、患部への刺激は弾性包帯程度まで、患部をはずして誘導作用を利用してそれより園医や近位を施術するのがあん摩マッサージ指圧の基本です。
2023年10月10日 (火)
2023年10月 9日 (月)
2023年10月 8日 (日)
左の首から肩の痛み、変形性頚椎症の指圧、体幹左側屈、首が右側屈して正面を向いている。
今朝はオシロイバナがまさに白粉の香りをさせていました。淡くひかえめなで昔の時代に戻ったような品のいい香りです。
50代男性、主訴は左の首から肩にかけての痛み、変形性頚椎症の診断があり、仰臥位の姿勢は体幹がやや左側屈し、首をやや右側屈させて顔を正面に向けていました。
首を左側屈させると神経根症状が出やすいので、それを避けるために首をやや右側屈させる姿勢が多くなり、顔を正面に向ける姿勢では体幹を左側屈させることが常となっていたのでしょう。
左前頸部はこっていましたが左側頸部はこっておらず、このケースでは体幹の姿勢を矯正しないかぎり、首の症状の改善は期待できません。
仰臥位で首から指圧を始め顔面、頭部、前胸部、上肢、下肢、腹部と指圧し、横臥位の指圧で背中を伸ばし、仰臥位で左の背中を伸ばすストレッチをして、最後にもう一度仰臥位で体幹と首の姿勢を真っすぐに調整する軽い指圧で施術を終えました。
指圧後は体が軽くなったとのこと、指圧中はよく眠り、おなかもよく動いていました。
変形性頚椎症の左神経根症状ではありますが、このケースは首を右に側屈させた姿勢の「ストレッチ痛」ということができます。
伸ばし過ぎても痛みは出ます。そして首だけの施術では症状が改善されないケースの典型です。
2023年10月 7日 (土)
4週間以内にインフルエンザ大流行の予測。
鱗雲が東へ流されていきます。今朝の最低気温は13℃、秋らしい気温になってインフルエンザは4週間以内に大流行を迎えるという予測が報道されています。
コロナの感染も続いていて、モデルナ社は再来年の承認を目指してインフルエンザと新型コロナの混合ワクチンの開発を進めていて、初期、中期の臨床試験では効果と安全性が確認されたということです。
一方、現在日本の薬局で咳止めの薬などが手に入りにくい状況にあるとのこと、風邪の薬が手に入りにくいということは感染者が増えていることを示しているのでしょう。
毎日報道されてきた新型コロナの感染者数が発表されなくなって、マスクは自己責任でとなった今、持病を持つ高齢者の方に苦しい思いをさせないためにも、もう一度去年の今頃を思い出して感染対策をしていきましょう。
2023年10月 6日 (金)
2023年10月 5日 (木)
気持ちを楽にする、指圧のタッチに意味を持たせ体と対話する。
今朝の最低気温は14℃、カーブミラーが結露で曇っていました。
検査をして余命を告げられたという女性、主訴は下肢の痛み、その病気と直接の関係はありません。
体を動かす気になれず寝ている時間が長かったようです。
あと何年と余命を告げるにしても、今後の経過、治療など、その言い方に配慮があればもう少しショックは少なかっただろうと感じます。
脈を診て異常はなく、冷えやのぼせも心配はない状態、肝機能も腎機能も問題はないとのこと、全身の指圧で下肢の痛みはなくなりました。
健康であっても不慮の事故や感染症で亡くなることもあります。今強い症状が出ていないのであればその状態を維持していくように生活の中でできることをして一日を無事に過ごすことができればそれで善しとして命を全うしていけばいいのです。
体に不安や悲しみや怒りなどの鬱屈した思いが溜まっていれば痛みとなって現れます。
体の発する訴えを聴いてそれを発散させて、冷えた心身を温めるような、支えるような、包み込むような、臨機応変なタッチが指圧です。
たとえ事実であっても、それを感情もなく伝えるような言い方をしてはいけないのだと、重い病気の方たちから私は教えていただきました。
診断即治療という指圧の定義は、体の状態を検査すると同時に、治療としての適量刺激を、精神の集中のもとに敏感な手指で感じ取り提供することです。
お客様の心身の状態を感じ取ることができる施術者には、痛がらせるほど強く圧すという選択枝はありません。
2023年10月 4日 (水)
70代女性、転倒、左肘、右膝打撲後、右股関節の詰まり。
今朝は雨、今日は深夜まで雨の予報です。
転倒して左肘と右膝を打撲した70代女性、一ヶ月ぶりの指圧です。
肘も膝もかさぶたが取れた痕があり、皮膚はかなりきれいになっています。
慎重になり過ぎて運動不足なのでしょう、右股関節を内転内旋させるとゴリッと音がします。
座位姿勢はへっぴり腰で首が肩より前にありましたが、指圧後は首も方も体側との平行線上に位置していました。
摺り足で歩いて転倒し、慎重になり過ぎて運動不足で、足が挙がらず股関節はしっかりと使っていなかったようです。
股関節が変形して痛みが出ないように、その場での足踏みからでいいので股関節をしっかりと動かすようアドバイスさせていただきました。
御本人が気づいていない詰まりを見つけて、指圧とストレッチで関節に余裕を持たせていくことが生活の質を維持するためにはとても大切です。
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