80代女性ぎっくり腰の指圧、健康体操がきっかけに。
今朝は時々強い雨、ユリの花びらが散っています。台風1号は温帯低気圧に変わり、昼には雨が止む予報です。
80代女性、ぎっくり腰の指圧、地域の健康体操で重りを使った下肢の筋トレや踵落としの後に症状が悪化したとのことでした。
歩行が大変そうな様子から座位の触診はせずに仰臥位の検査から始めることにしました。
仰臥位になるには時間がかかりましたが下肢伸展挙上足背屈や股関節を動かして痛みはなし、坐骨神経への影響はありません。
仰臥位の指圧の後、横臥位になる時に左背中の痛みが主だとわかったので、左を下にした横臥位で向きを変えずに背中から下肢まで指圧をしました。
左背中から腰を指圧して痛みはなし、棘突起を軽く圧して痛みはないのでヘルニアはなさそうです。
考えられるのは背中が丸くなっているので骨粗鬆症から骨の変形による神経の痛みか、骨周囲の組織の傷、安静にしていれば痛みはなく、立ち上がってしまえば痛みはないので内臓の病気などではなさそうです。
第9胸椎から第1腰椎くらいまでの左側の痛み、熱はなく、2,3日痛みを再現しないようにゆっくりと動くようにしていれば痛みは減っていきそうです。
肉体的なストレスも精神的なストレスも重なった時期のようなので、疲れを感じている時は健康体操で体を傷めることもあるという症例です。
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