心と体

2018年1月18日 (木)

50代女性、頭痛、右肩下がる、右大腿前側と外側のこり、ジーンズの中心左にずれる。

118 朝靄

 昨日の雨で夜明け前は真っ白な世界、日の出の前に一度靄が消えかけて、太陽の熱でまた靄がたちこめました。道路は滑りやすくなっています。お気をつけください。

 50代女性、主訴は右側の頭痛、左肩が上がって右肩が下がり、ジーンズの殿部センターラインは大きく左にずれています。

 保育の仕事のお散歩で手をつなぎ、猫背になり、右手が右斜め前に引っ張られていた光景が想像できます。

 右大腿前側と外側のこりから、右脚も斜め前に強く使うことが多かったようです。

 元気のいい子どもたちに引っ張られ、引き戻す必要もあり、右上腕二頭筋もこっていて、手を握ることから右手掌もこっていました。

 右肩は身長の低い幼児と手をつなぐことで下がっていますが、肩関節は低い姿勢のまま屈曲の動きを繰り返して三角筋前部から肩上部、側頸部、側頭部というこりを作り、右側の頭痛となったようです。

 左半身は右と比べて使わな過ぎで固定されたこりになっていました。

 伏臥位の指圧、仰臥位の指圧の後、首、肩、背中、下肢、上肢のこりはゆるみましたがまだ頭痛は残っていました。

 左右と上下の体の歪みを矯正しても、血流によって詰まりや痛みを押し流すまでには時間がかかることのほうが多いです。この後、家で一眠りできれば頭痛はやわらいでいると思います。

 御自分では気づかないこり、たとえば頭痛の時の大腿のこりや手掌のこり、肩関節周囲のこり、これらは頭とつながっていて頭痛の原因となります。

 頭痛に頭の指圧だけではなかなか痛みがとれない時には、頭から遠い部位に頭痛の原因となるこりが隠れています。

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2018年1月17日 (水)

NHK「わろてんか」、手の拘縮予防のハンドロール、現在では…。

117 霜柱

 雨になる予報の今日は、昨日と比べて暖かい朝ですが、日陰では霜柱が土を持ち上げていました。

 今朝のNHK「わろてんか」では脳卒中の入院から意識を取り戻した「主人公てんの旦那様藤吉」の手に小さいタオルを丸めたハンドロールが握られていました。

 この時代のリハビリとして手の拘縮予防のためにハンドロールを握らせるのは正解なのですが、現代では手の様々な動きを考えるとハンドロールでよしとはしていません。

 パーに拡げる外転の動きや指を伸ばす伸展の動き、母指と小指の指紋部を合わせる対立の動き、指を寄せる内転の動きも考えたリハビリをしたほうが手指の機能をより良く回復させることができます。

 入院してすぐ「体をさする」ことを医師が薦め、それを旦那様に付き添って行った主人公てんの姿にはタッチセラピーの本質が宿っていると思いました。

 病室で一人の時に歩こうとして転倒したシーンは打ち所が悪ければさらに病状を悪化させることもあります。

 回復を焦る気持ちを何とかおしとどめて、時間をかけて少しずつ機能を回復させていくことは現代でも大事なことです。

 輪ゴムやヘアゴムを使ったり、靴下の中に手を入れてグー・チョキ・パーの動きをするリハビリならこの時代でもできたのかなぁと思いました。

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2018年1月16日 (火)

腰痛にはオーダーメードのアドバイスが必要、昨夜の「名医のTHE太鼓判!」は…。

116 半凍結

 日の出の頃、小川が半分凍っていました。それでも昨日よりは気温の高い朝です。

 昨夜の「名医のTHE太鼓判!」という番組で、腰痛のある俳優榎木孝明さんがリクライニングチェアで寝ていることについて、出演されていた医師の一人を除いては「腰痛を悪化させるおそれがある」という見解でした。

 一般的には、寝返りがうてたほうが腰の血行にはいいのですが、「猫背の姿勢で寝たほうが翌朝痛みが出ない」という榎木さんの場合は腰椎に骨棘ができているので背中を伸ばして寝ると腰痛が悪化するということがあるかもしれません。

 榎木さんがしていた骨盤ベルトもしないほうがいいという医師の見解が出て、確かに今の腰痛治療の考え方では筋肉をコルセット代わりにしていったほうが良いということになってきているのですが、先日の新聞広告では「予防のための腰痛ベルト」が掲載されていて、それを薦める医師のコメントまで載っていました。

 こうなると腰痛の方はベルトをしないのがいいのか、したほうがいいのか迷ってしまいます。

 私は「日常の動きで痛みがない時には予防のための腰痛ベルトをする必要はない」とお伝えしていますが、毎日の仕事が重労働で、仕事中や仕事の後に必ず腰の痛みが強くなるような場合は予防のための腰痛ベルトをしなければやっていられないでしょう。

 これは大相撲中継を見ていればほとんどの力士が関節にしているテーピングと同じです。そこには治っていない傷があるか、強い衝撃には耐えられない古傷があるということです。

 脊柱管狭窄症のように背中側から神経を圧迫する変形がある場合は猫背が楽なので、この変形が治らないかぎり無理に背中を伸ばす必要はないと思います。

 脊柱管狭窄症の方には、バストマットを当てた猫背の姿勢で指圧をすれば、ほとんどの方の症状を緩和することができます。

 榎木さんは古武道をされていて、猫背矯正のために杖道の練習をされているということでしたが、この猫背矯正がやり過ぎなのではないかと思いました。

 寝る前の腰痛解消の膝を抱え込む10秒ストレッチ×3回というのも、榎木さんはしっかりとは抱え込まずに「ほどほどの背中伸ばし」でいいと思いました。

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2018年1月15日 (月)

写真のデジタルとフィルムの違い、画素と粒子。混ざりもののある立体感。

114 新しいミント

 今朝は外の水に触れると指先がしびれるほどの冷たさ、梅はまだ開きませんが、新しいミントが生えてきました。

 昨日のNHKスペシャルは「腸」を取り上げていました。

 腸は腸内細菌と免疫細胞を蓄える健康の要ですから、臍下丹田を意識した呼吸や指圧で、拡げると畳20枚分にもなるという腸に張り巡らされた血管の血行促進が健康長寿につながることが納得できる放送内容でした。

 話は変わって、画素のデジタル写真より、粒子のフィルムの写真のほうが奥行が出るのでフィルム写真しか撮らないという写真家の方は多いそうです。

 精製塩と海水を天日干しした自然塩との違い、白砂糖と黒糖の違い、同じ強さのタッチと適量刺激に調整するタッチの違い、削ぎ落した成分だけのものよりも、丸みや隙間や時間の間、混ざったものがあったほうが体には良いようです。

 完璧に研ぎ澄まされた動きをする天才よりも、形は悪くても臨機応変に悪玉菌に対処をする努力の凡人に感動をすることがあります。

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2018年1月14日 (日)

転倒後リハビリ中の男性の指圧、足の冷え、おなかの動きは弱い。

114 日光男体山

 北の一番高い山が日光男体山、今朝は晴れて昨日より暖かくなる予報です。

 転倒後リハビリ中の男性のお宅で一週間ぶりの指圧、麻痺側の右大腿前側の筋肉はゆるんでいますが足は冷えています。

 打撲側の左膝は軽く曲がっていてこちらも足が冷えています。

 脈は1分間に66、お孫さんたちが帰って普段の生活に戻って脈もいつも通りになったということなのでしょう。

 背中がこっていて、指圧中おなかが音を立てて動くことはほとんどありませんでした。

 外の寒さがエアコンを使っている家の中でも影響しているようです。

 脊柱の左側弯は首では残っていますが、腰は前回同様真っ直ぐになってきました。

 おなかの指圧で下肢が挙上する神経の過緊張もなくなってきています。

 ラベンダーのオイルマッサージで足は温かくなりました。

 一番寒いこの時期としては悪くない状態です。

 施術後曲がっていた左膝伸びて左右の下肢長がほぼそろいました。

 また来週御邪魔させていただきます。

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2018年1月13日 (土)

乾燥と末梢の冷え。

113 地面は乾燥

 ミントの葉が自らの水分で凍っていますが、地面には霜柱になる水分がありません。今朝は氷点下の気温で、雨水を溜めてある外の大型の容器には厚い氷が張りました。

 ウォーキングから帰って、ニット帽とマスクをはずすと、乾燥と接触刺激で皮膚の角質が剥がれているのが目立つようになりました。

 皮膚表面の角質は外敵から身を守る第一の防衛拠点ですから、表層の角質が犠牲になってその内側を守ったということになります。

 ターンオーバーによって何層もの角質が生まれ変わっていくので、表面の角質をやさしく洗って取り除くことができれば、その下から最前列に上がってくる角質までゴシゴシ擦って削り取ってしまうと皮膚の防御力が弱くなってしまいます。

 石鹸を使わないお湯洗いやキャリアオイルのみではがれた角質を取り除くのも乾燥肌には良いようです。

 手先、足先の冷えには、手掌の労宮や足底の涌泉を垂直に圧すよりも、母指球の内縁を斜め外側に向けて圧したほうが動静脈吻合の刺激になって末梢が早く温まるようです。

 角質が剥がれるには体の防衛反応としての意味があり、末梢が冷えるのにはそれよりも近位に大切な脳や臓器があって守る必要があるからです。

 皮膚の荒れには丁寧に肌目を整え、荒れている時ほどゴシゴシ擦らないことです。垢すりをすればまだ剥がれなくていい角質を削り取って皮膚のバリアが弱まります。

 手足の動静脈吻合は指よりも手前にあるのですから、血管を刺激するためには指を動かすか、手掌や足底に圧をかけることです。歩くことも手を使うことも血管の刺激になります。

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2018年1月12日 (金)

早朝の車の排気ガスの臭さは花粉症の季節の前ぶれか。

112_6 今朝6時半

 今朝6時半はLEDのミニ懐中電灯を消しても周りが認識できるくらいには明るくなっていて、昨日よりも気持ちいくらか日の出が早くなったような気がします。

 寒さは今年一番だったかもしれません。上り下りのクロスカントリーのような道を歩いても手袋をはずすほど手先が熱くなりませんでした。

 今朝は擦れ違う車の排気ガスの臭いに、どの車にも重たく湿ったツンとする刺激臭がしました。

 冬の朝のエンジン始動からしばらくの間は、排気ガスの中に大気汚染物質が多く含まれるようです。

 「正月明けから顔がピリピリする」と花粉症の御客様がおしゃっていたのは、冬の不純物を多く含んだ排気ガスと、敏感な方はわずかに風で飛ばされてくる微量の花粉も感じているのでしょう。

 都民の半分はスギ花粉症という調査結果からの分析があるそうで、今年は花粉の量が非常に多くなるという予測もされています。

 窒素酸化物をまき散らして花粉症悪化の原因を増やさないためには急発進や急加速をしないなど、ドライバーの環境にやさしい運転も求められます。

 早朝の暗いうちから運動ができるのは冷え性でも花粉症でもないからで、食事や運動習慣や指圧やアロマで、お役に立てそうなことは紹介していきたいと思います。

 今の免疫力と血行を維持して、冬と花粉の季節を乗り切っていきたいと思っています。

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2018年1月11日 (木)

80代女性、初詣で風邪をひき声が出しにくい。

110 昨日の富士山

 今日は鏡開き、これから日の出が少しずつ早くなっていきます。

 昨日は80代女性のお宅で2週間ぶりの指圧、初詣で御祈祷を受けたら寒すぎて風邪を引いたそうで痰がからんで声が出しにくい状態です。

 熱はなく、足の冷えやふくらはぎのむくみもほとんどありません。食欲はあるそうで便通も異常なし、咳込んだり、痰を切ろうとすると上腹部が痛いとのこと、これは咳をする時に使う横隔膜の筋肉痛のようです。

 脈はしっかりと打っていて1分間に66、問題ありません。

 咳止めのツボ胸骨上端の「天突」を圧して咳込むようなことはなく、肩甲間部の「風門」から後頸部上端の「天柱」と乳様突起後縁の「完骨」との中間の「風池」、上肢内側で橈側の肺経の指圧を重視して全身指圧を行いました。

 会話をしながら指圧をしているうちに声が出るようになり、病院で処方された薬を見せていただくと、総合感冒薬と鎮咳薬と去痰薬が処方されていて、まだ残っていますが、もう必要ないように思いました。

 年末に退院された旦那様は元気で、心臓病は抱えていても以前はあった足の甲のむくみが全くありませんでした。

 初詣から帰ったら急に娘さん一家が来ることになったそうで、年末からの疲れが溜まっていたのでしょう。

 うつりそうな風邪ではないと思いました。

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2018年1月10日 (水)

60代女性、左母指球の痛み、原因は母指対立筋に。

110 春の若草

 玄関脇のミントが霜枯れた後に若草が顔を出しました。北風をよけられる陽当たりのいい場所から春の兆しが現れます。

 60代女性、主訴は左母指球の痛み、3ケ月ほど前から痛みが続いています。

 左母指を付け根から曲げて痛みはなく、母指球の浅層に痛みはないので短母指屈筋の痛みではなさそうです。

 左手をパーに開いて痛みはなく、左母指球外側面の指圧で痛みもないので短母指外転筋の痛みでもありません。

 左の母指と小指の指紋部を合わせる対立運動で痛みがあり、その指の形のあま短母指屈筋と短母指外転筋の間で母指球中層の母指対立筋を圧すと主訴の痛みが再現されました。

 母指を示指に寄せる母指内転の運動と、生命線の内側最深部の母指内転筋の指圧で痛みは再現されませんでした。

 短母指屈筋と母指内転筋の間に母指対立筋があるので、再度それらの筋肉を働かせる動きと指圧をして、やはり原因は「つまむ」「握る」という動きをし過ぎたための母指対立筋の炎症にあるようでした。

 温めると楽になるそうなので、安静と痛みが出ない程度の母指外転のストレッチで治していくことができそうです。

 お正月はお子さんたちの帰省もあり、おせち料理やジャム作りなど、いつもよりも調理の時に食材をおさえたりつまんだりする左の母指対立筋をよく使っていたようです。

 伏臥位、仰臥位と指圧をし、首、肩、背中、上肢にこりがありました。冷えやむくみはほとんどありませんでした。

 左母指対立筋には使い過ぎの炎症があるので強く圧すことは控え、首、肩、上肢と腕神経叢に沿った指圧が正中神経支配の母指対立筋の遠隔治療になります。

 左手をパーに開くストレッチを心がけることと、お正月のおもてなしが終わったので家事など手仕事は必要最小限にして左手を休ませてあげてください。

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2018年1月 9日 (火)

人工透析中の「腎臓リハビリ」。

19 梅の蕾

 今朝は靄に包まれて氷は張りませんでした。午後は4月並の気温になる予報、蕾ばかりの梅が咲く気になるかもしれません。

 「人工透析前と、人工透析中のベッドの上で行う運動療法を中心とした「腎臓リハビリ」を提供できる人材を育成する動きが専門学会にある」という記事を今朝の産経新聞で見つけました。

 1回の人工透析には4〜5時間かかるので、これを週3回受ける患者が運動時間を確保するのは簡単ではなく、安静第一と言われてきた慢性腎臓病も近年は運動不足の害のほうが大きいことがわかってきたそうです。

 医師の診断と指示のもと、個々の患者に運動メニューを提案し、透析前にバランス能力を鍛える器具を使った運動をしたり、透析中にベッドの上でペダル漕ぎや重りを付けた足の上下運動をします。

 透析患者は心臓機能が低下していて貧血になりやすいので軽い運動にとどめ、透析の終わり近くや終了後は血圧低下の恐れがあるため運動は避けます。

 体調の悪い日も運動は避けます。

 定期的に運動をする患者はしない患者に比べて生存期間が長く、運動すると透析で老廃物を除去する効率が高まるそうです。

 腎臓リハビリテーション学会では平成31年から腎臓リハビリ指導士の養成を始めるそうです。

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